西 弥生 NISHI Yayoi准教授
専門分野 |
真言宗史(日本古代・中世を中心とする) |
研究テーマ |
真言宗の発展過程の研究
弘法大師伝の編纂と伝播についての研究 |
研究内容 |
真言宗が世俗権力との密接な関わりのもとで存続と発展を遂げてきた過程について、宗教活動の実態に注目しながら研究している。また、弘法大師の生涯と功績を語った弘法大師伝絵巻を研究素材とし、弘法大師伝がいかに編纂され、聖俗両社会に広められていったのかということについても研究を進めている。 |
学位 |
博士(文学)〔日本女子大学〕2006 |
所属学会 |
日本密教学会、日本佛教學會、平安仏教学会、仏教史学会、日本古文書学会、三田史学会 |
受賞歴 |
昭和薬科大学第1学年ベストティーチャー賞 |
主な担当科目 |
真言宗史、密教文化学、仏教学講読等 |
関連リンク |
X(旧Twitter) |
研究・教育業績
主な研究業績 |
①「中近世における東寺観智院の存続と発展」/論文/単/ 『密教学研究』第51号/2019.3
②西弥生編『醍醐寺』/著書/共/戎光祥出版/2018.5
③「東寺一門像の形成過程」/論文/単/『日本歴史』第833号/2017.10
④「『巻数』と料紙―『醍醐寺史料』を中心に―」/著書/共/ 『古文書料紙論叢』所収/勉誠出版/2017.6
⑤「真言密教の伝授・口伝と抄物・聞書」/著書/共/ 『生活と文化の歴史学シリーズ 学芸と文芸』所収/竹林舎/2016.8
⑥「東寺蔵『弘法大師行状絵』の詞書―観智院賢宝の編纂意図―」/論文/単/ 『仏教史学研究』第57巻第2号/2015.3
⑦「醍醐寺勝賢と『東寺』意識」/論文/単/『古文書研究』第78号/2014.12
⑧「観智院杲宝・賢宝の教相修学と『大日経疏』」/論文/単/ 『寺院史研究』第14号/2013.4
⑨「中世寺院社会における『東寺』意識」/論文/単/『史学』第81巻/2012.3
⑩『中世密教寺院と修法』/著書/単/勉誠出版/2008.11
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主な発表 |
①「「法流預かり」にみる真言宗寺院の関係性―勧修寺と東寺を中心に―」 /国内/単/平安仏教学会 於:叡山学院/2019.12
②「中近世における東寺観智院の存続と発展」/国内/単/日本密教学会 於:種智院大学/2018.11
③「中世真言宗教団の構造と秩序」/国内/単/日本佛教學會 於:同朋大学/2018.9
④「中世醍醐寺と『東寺』」/国内/単/三田史学会 於:慶應義塾大学/2010.6
⑤「中世醍醐寺の事相と教相」/国内/単/シンポジウム 「醍醐寺の歴史と文化財」 於:日本女子大学/2009.11 |
研究助成 共同研究等 |
①種智院大学同窓会研究助成金 「中近世における東密の発展に関する歴史学的研究」/2019.4~2021.3
②京都府立京都学・歴彩館研究プロジェクト 「洛東の文化資源―意義の究明と活用方法―」 (テーマ「醍醐寺の桜会」/2019.4~2022.3)
③文部科学省科学研究費補助金 若手研究(B) 「東寺蔵『弘法大師行状絵』の編纂論的研究」 /研究代表者/2015.4~2018.3
④文部科学省科学研究費補助金 研究活動スタート支援 「中世真言宗における『東寺』教団の宗教的活動についての研究」 /研究代表者/2013.4~2015.3
⑤文部科学省科学研究費補助金 特別研究委員奨励費研究 「中世密教寺院と法会」/2010.4~2013.3
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職務上の実績に関する事項 (資格・免許・特許等) |
博物館学芸員資格/1999.4 |
※掲載事項は、教員独自の判断により収録し掲載しています。